札幌解体新書 世界一やさしい札幌の教科書
札幌解体新書
世界一やさしい札幌の教科書
(著)一般財団法人えぞ財団
(監修)和田哲
2024年9月10日刊行予定
ISBN978-4-911304-00-6 C0030
本体価格2000円+税
『札幌のイマを解き明かす!?過去からさかのぼって現在を眺め、未来の札幌への提言をおこなう連続トークライブ企画「札幌解体新書」』が待望の書籍化。
原点は1年間のトークイベント
当書籍は2021年4月、「歴史を多角的に見つめ直し、札幌・北海道の再興戦略に繋げる」をテーマに、1年間限定のトークイベントとしてスタートしました。
2021年……、コロナパンデミックが発生してから1年が経過し、先行き不透明な時代です。都市や地方にはそれぞれ多くの課題や可能性、札幌を拠点として活動する私達には「札幌や北海道の未来をどうしていくべきなのか」という問いが浮かび上がってきました。
歴史を多角的に見つめ直し、札幌・北海道の再興戦略に繋げる
未来は過去・現在の積み重ねで拓かれていきます。そのため、まずは過去や歴史を知ることが、より良い未来を切り開いていけるのではないか、という結論に至りました。
北海道が「北海道」と呼称されるようになったのは、明治期に入ってからです。それまでは蝦夷地と呼ばれアイヌが主に生活しており、和人との交易などによる経済活動が行われていました。近代化の歴史は、明治政府が北海道に開拓使を設置し本格的に開拓を始めた明治2(1869)年からということができます。
このように近代化が始まった明治期から現在に至るまでの150年を振り返ることで、「北海道」の歴史を理解することができます。そして、この歴史を学び理解することが、より良い未来へのロードマップを描くことに繋がると思い、「歴史を多角的に見つめ直し、札幌・北海道の再興戦略に繋げる」がテーマの「札幌解体新書」がスタートしました。
学びは面白くキャッチーに
札幌解体新書では、開始当初から「面白くキャッチーに理解する」ことを念頭におき、多くの方に接点を持っていただこうと考えました。
そこでプロジェクト自体を学校のクラスに見立てて、先生からこれまでの歴史を教えてもらうという授業スタイルで進行。さらに2021年4月から2022年3月にかけて合計8回ものイベントを開催し、多くの方々にゲスト講師としてご出演いただきました。
そして2024年、開始当初から見据えていた「書籍化」を行い、全国の書店にて販売を開始しました。
書籍版「札幌解体新書」を手に取り、札幌・北海道の歴史をよりわかりやすい形で理解していただき、未来へのロードマップを一緒に描いていただける方が1人でも増えてほしいという強い思いがあります。ぜひご一読ください。